拳のみ

真・女神転生
つい先日ラスボスを倒したので少し語ってみる。
このシリーズは、何回やっても「やってらんねー」と思うことが多い。RPGゲームでは、全滅した時に全滅後どこぞの教会なり最終セーブ地点で「情けない」とか言われながらも続行できるケースが多いが、このシリーズは全滅=最終セーブからやり直しとなる。「別にそれぐらいいいじゃないか」と思うだろうが、このシリーズの恐ろしいところは主人公が死ぬと問答無用で全滅扱いなことだ。他の仲間が生きていれば、パーティーが全滅してなければゲームを続けられるなんて甘ったれたこともなく主人公の「死」は即座にゲームオーバー。死は死以外の何物でもなく死んだ時点で続きなんかありようがないという、まこともって現実味ある仕様。
つまりこのゲームの主人公視点では、最初からクリアまで一度も「死」からの「復活」による続行という形をとらず、英雄のようにいかなる時も死なないで最終ボスを倒したことになる。ゲームプレイヤーの代替となる主人公の命は一つしかない、代えなんかない、というわけだ。昨今の子供はこういうゲームをやるべきだね。
復活の呪文なんてない以上、あらゆる角度から危機に備えなければいけない。が、当然「即死呪文」や敵の「自爆」なんてものもある。ダンジョンの奥深くまで進んで雑魚キャラに即死呪文やたまたま主人公だけを狙われて全滅した日には、「やってらんねー」と思っても罰は当たらないと思う。
RPGゲームは数あれど、結構極悪な敵キャラ(というか特殊能力もち)が多いこのゲーム。プレスターン・バトルという特殊な形態の戦闘で敵味方双方とも相手の弱点を突くと行動回数が増えるという仕様。一度弱点をつかれると最大8回連続攻撃をくらって即座に全滅。こちらも逆のことができるんで上手く合わせれば敵側に一回も攻撃させずに全滅させることも可能なハイリスク・ハイリターンなバトル形態。他のゲームで具体例を出すと、ドラゴンクエストⅡのドラゴンフライが毎ターン「ほのおをはく」ばっかりで全滅したり、ペルソナでモー・ショボーにバイナル・ストライク+マハ・ザンで全滅したり、やっぱりペルソナでくちさけに毎ターン、マハ・ムドくらったりするような悪魔仕様。いや、悪魔のゲームなんだけど。デビルサマナー系統も主人公死亡でやり直しだけど、ペルソナ系統は全滅って形じゃないとゲームオーバーにならない、差別だ。せめてパートナーが生きていたらやり直しができるぐらいにはしてほしいが、その分、苦難の条件下でクリアできた日には喜びも一塩、…騙されてる?
マニアクス買うべきかなー…。


ラスボス戦
主人公LV85:地獄の業火、絶対零度ショックウェーブ、テンタラフー、メディア、ディアラマ、地母の晩餐、デスカウンター
ビシャモンテン:プロミネンス、デカジャ、タルカジャ、スクカジャ、マカカジャ、氷結無効、全体攻撃、ランダマイザ
セイテンタイセイ:全体攻撃、会心、タルカジャ、スクカジャ、ラクカジャ、テトラカーン、八相発破、デスカウンター
ランダ:マカジャマオン、マカラカーン、地獄の業火、ランダマイザ、マカカジャ、デカジャ、デクンダ、電撃無効
主人公以外、回復魔法もってなかったり。